金買取価格 22,410円/g:9月中旬の安値を下回り再び下落
2026年9月28日の宝石広場におけるK24買取価格は、22,410円/gとなりました。
8月25日には25,090円/gまで上昇しましたが、その後は8月31日に23,950円/g、9月7日に23,390円/g、9月15日には22,460円/gまで下落。9月21日は23,030円/gといったん持ち直したものの、今回はそこから620円下落し、9月15日の水準もわずかに下回りました。
8月後半の高値からは約2,700円下落しており、ここ最近では9月中旬の下落後に見られた反発が続かず、再び上値の重い展開となっています。
直近の動向:米金利上昇と原油高が金価格の重しに
海外の金相場も、この1週間は下落基調となりました。ドル建て金価格は9月25日時点で1トロイオンス4,270ドル前後まで下落し、週間では約2.4%安となりました。さらに9月28日には4,200ドル台前半まで値を下げています。
背景にあるのが、米国の金利上昇とFRBによる追加利上げへの警戒です。FRBは9月16日に政策金利を0.25%引き上げましたが、その後もインフレへの警戒が続き、米国債利回りは上昇。米10年債利回りも5%を超える水準で推移しています。
金は利息を生まないため、金利が上昇すると相対的な投資魅力が低下しやすくなります。加えて、中東情勢を背景に原油価格が高止まりすると、インフレが長引くとの見方からFRBがさらに金融引き締めを進めるとの観測につながり、金価格には逆風となります。
地政学的な緊張は通常、安全資産としての金需要を支える材料になりますが、現在は原油高を通じたインフレや金利上昇への警戒も同時に強く意識されており、「中東情勢の緊迫=金価格上昇」とはなりにくい状況です。
円安が国内価格を支える一方、海外金価格の下落には注意
一方、国内の金価格にとっては円安が下支え要因となっています。9月後半にはドル円相場が一時1ドル159円近くまで円安方向に進み、その後も157円前後と円安水準で推移しています。
ドル建てで取引される金は、円安になるほど円換算した価格が高くなりやすいため、海外の金価格が下落している現在も国内価格を一定程度支えています。ただし今回は、こうした円安による下支えがあっても宝石広場のK24買取価格は22,410円/gまで下落しており、海外金価格の下落の影響が上回る形となりました。
1月28日に記録した過去最高値28,680円/gと比較すると、現在は6,000円以上低い水準です。足元では米国の金融政策や金利、原油価格、中東情勢、為替と複数の材料が絡み合っているため、現在の価格水準と今後の相場変動リスクを踏まえながら、売却や保有継続のタイミングを冷静に検討したい局面となっています。